iPhone から Docomo のガラケーに電話帳を移行した(超手動版)

先般、iPhone から Docomo のガラケー+タブレット(MVNO)へジョブチェンジし
通信料の削減(7000円/月 Over → 986円/月)に取組んでまいりましたが
その中で割と苦労したのが、iPhone からガラケーへの電話帳の移行でした。

電話しかしないもんねー。と言っても、電話張の移行は必要です。

購入した際の作業時には、うっかり作業手順のメモを取り忘れてしまい
先日、ガラケーの電話帳をアップデートする際に再びはまってしまったので
今回は作業の記録を残しておきます。

ちなみにスマホからガラケーへの電話帳の移行は
各キャリアも全然力を入れていない分野なのか
(自分は)自動での取込みやアプリでの移行が出来ませんでした。

今回は、がんばってCSVファイルを手動でガシガシ編集する必要があります。

0.事前に準備するもの。

 ・パソコン(Windows)
 ・携帯電話(ガラケー)
 ・USB データ転送ケーブル
  自分はこの辺を Amazon で買いました。



 ▼パソコンにインストールしておくソフト
  予め下記のソフトをパソコン(Windows)にインストールしておきます。

 ・各ガラケー用のUSBドライバー
  下記サイトから自分の携帯電話の機種のドライバーをインストールします。

  FOMA用通信設定ファイル(ドライバ) | お客様サポート | NTTドコモ -
  https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/application/foma/com_set/driver/

 ・Docomo ケータイDataLink
  FOMA と PC でのデータのやりとりが可能になるソフトです。
 

  ドコモケータイdatalink(データリンク) | NTTドコモ -
  http://datalink.nttdocomo.co.jp/

 ・Microsoft Excel
  Excel が入っていないパソコンの場合はフリーのOffice編集ソフトで代用

  無料総合オフィスソフトウェア - Apache OpenOffice 日本語プロジェクト
  http://www.openoffice.org/ja/

1.iPhone の電話帳を Gmail の連絡先に保存する。

  iPhone の電話張(連絡先)を Gmail の連絡先へと同期(保存)する方法は
  検索すれば割と情報が出て来ますので、詳しくは省きますが
  手順の一例をメモ書きしておきます。下記は iCloud に同期している場合です。

  1.パソコンから iCloud へログインする。
  2.「コンタクト」を開き、コンタクト一覧の画面で「Ctrl + A」を押して
    すべての連絡先を薄い灰色で選択された状態にする。
  3.画面の左下にある『歯車アイコン』を押して『vCardを書き出す』を選択する。
    vcf ファイルのダウンロードが出来ますので、適当なフォルダに保存します。
  4.Gmail の連絡先の画面で、『その他』から『インポート』を選択する。
  5.手順3.でダウンロードしたファイルを選択して、読み込む。

  自分は「今後は Android に移行するかも…」という理由から
  連絡先の運用を Gmail で行っていたのでここからが本番。

2.Gmail の連絡先をエクスポートする。

 (人によっては)保存したばかりの連絡先ですが、エクスポート(書き出し)します。
  
 2-1.[その他] から [エクスポート] を選択します。


  2-2.[Google CSV 形式] を選択して [エクスポート] を押します。
     それ以外の形式だとフリガナなどが書き出せません。


 2-3.CSVファイルを保存します。


 2-4.保存した CSV ファイル をメモ帳で開きます。


 2-5.何もせずに、そのまま [ファイル] → [名前を付けて保存]を選択します。
     ファイルの保存ダイアログが出ますが
     [文字コード] を Unicode から ANSI に変更してから [保存] を押します。


 2-6.保存したCSV ファイルを Excel や OpenOffice で開きます。

     画像は OpenOffice の Calc で開きました。


     この時、電話番号の項目を、「数字」や「ナンバー」から
     「テキスト」や「文字列」に変更することをお奨めします。
     (テキスト形式だと不慮の事故で、電話番号の先頭の 0 が消失しやすい。)

 2-7.開いた CSV ファイルを根性で編集します。

  開いたCSVファイル上で、複数の項目に電話番号やメールアドレスが
  散らばってしまっている場合は根性で修正・削除を行います。
  最終的に修正後の項目の順番は、A列から
  氏名(漢字)・フリガナ(氏名)・ 電話番号 ・メールアドレス
  の順番にする。順不同でも良い。

  電話番号が複数ある場合などは
  氏名(漢字)・フリガナ(氏名)・ 電話番号 ・ 電話番号2 ・ メールアドレス
  などと、途中に挟んでも良い。

  フリガナは姓と名で別れてしまっているので、何とか合体させます。

  合体手順:
   下記の画像のように、フリガナ(名)を C列に、フリガナ(性)をB列に置きます。
   D列 を選んで、計算式の欄に =B2 & " " & C2 と書きます。


   D列に、B列とC列が合体した文字が出て来ました。
   右クリックして、[コピー] を選びます。
 

   3行目以降のD列を選択して、右クリックから [貼り付け] を選択します。


    フリガナ(B列&C列)が入力出来ました。


     上記のように、理想形まで加工が完了したら保存して閉じます。

3.ドコモケータイdatalink を開きます。

 初期設定(ドライバのインストールや携帯電話との接続)は
 あらかじめ済ませておいてください。

 3-1.[ファイル] → [インポート] → [CSV] を選択します。


  3-2.[電話張] を選択して、[次へ] を押します。


   3-3.[全てのデータを電話張に挿入します。] を選択して、[次へ] を押します。


    3-4.CSV の中身が表示されますので、各項目名と、CSV の中身をあわせます。      重要なのは、名前・フリガナ・電話1・メール1です。

      電話番号やメールアドレスが複数ある場合は
      電話2 や メールアドレス 2 を選択してください。
 
      選択が出来たら [次へ] を押します。
     

    3-5.無事に(?)取り込み出来ました。
      右上の [書き込み] を押します。


     3-6.[電話張] にチェックを付けます。


     3-7.携帯電話の電話張がまだ空っぽであれば
      [書き込みを続ける] にチェックを付けて [次へ] を押します。

      いちど電話帳がすべて消えますので注意してください。


 以上で、ガラケーに電話帳を読み取らせることが出来ました。

 正直、手動での編集作業が入りますので、労力が非常に掛かる力技です。
 自分の電話張は 200 件超ぐらいだったので、あれこれ調べるよりもさっさと
 手を動かして CSV ファイルを修正してしまった方が早いという判断でした。

なお、Android 系のスマートフォンの場合は
SDカードへのVCFファイルの書出しを行うことで
SDカード経由での移行が可能なケースが多いようです。

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