OpenOffice Calc が XLS 形式を標準で取り扱うように設定変更を行う

OpenOffice は無料で利用が出来る Microsoft Office のファイルも取り扱えて
大変便利なのですが、表計算ソフト(Excel に該当)の標準形式が .ods なので
何も考えないで作成していると、Excel で読めないファイルになってしまいます。

Excel で読めないというか、.ods ファイルだと iPad mini で読めないので困ります。

(OpenOffice Calc で開いて保存しなおせばいいんだけど
 気付かずに Dropbox とかに放り込んじゃうと最悪。)

なので今回は、OpenOffice が標準で XLS ファイルを扱うように設定を変更します。

その1. エクスプローラーの右クリック 新規作成で作成されるファイルを XLS にする。



エクスプローラー → 右クリック → 新規作成の
OpenDocument 表計算は .ods ファイルが作成されるのでとっても不便です!

手順
 
1.スタートメニューから OpenOffice Calc を開きます。


2.新しい文書が開きますので、何も編集せずに
  [ファイル] → [名前を付けて保存] を選びます。


3.ファイル名に temp.xls と付けて
  ちょっと長いですが、下記のフォルダに保管します。

  C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Templates




 保管したら OpenOffice Calc は閉じます。


4.[Win] キー + [R] キーを押して [ファイル名を指定して実行] ウインドウを出します。
 名前に regedit と入れて [OK] を押します。




[注意]
レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもありま す。レジストリ・エディタの操作は慎重に行うとともに、あくまでご自分のリスクで設定を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、責任を負いかね ます。ご了承ください。

5.レジストリ エディター が開きますので
  [HKEY_CLASSES_ROOT] → [.xls] のキーを選択します。
 

6.メニューバーの [編集] → [新規] → [キー] を選択して
  作成された 新しいキー #1 の名前を ShellNew に変更します。

  メニューバーの [編集] → [新規] → [文字列値] を選択して
  右側ペイン に出来た 新しい値 #1 を FileName に変更します。

  メニューバーの [編集] → [修正] を選択して、
  文字列の編集ダイアログで 値のデータを temp.xls に変更します。

  こんなのが最終形になります。
  間違いなければレジストリ エディターを終了します。



7.右クリックメニューに [Microsoft Excel 97-2003 ワークシート] が出て来ました。


8.問題なく読み込み出来ました。


その2.OpenOffice Calc で作成されるファイルを XLS 形式にする。

   標準の保存形式が ods ファイルになるのでとっても不便です!

手順

1.デスクトップや スタートメニューの OpenOffice Calc を開きます。

 

2.メニュー から [ツール] → [オプション] を開きます。

3.オプションの [読み込みと保存] → [全般] を選択して
  [ドキュメントの種類]を 表計算ドキュメント を選択します。
  [常に次の形式で保存] を Microsoft Excel 97/2000/XP に変更します。


  [OK] を押して閉じます。

4.[名前を付けて保存]  を選択すると、[無題 1.ods] だったファイル名が
  [無題 1.xls] に変更されました!



とりあえずこれで適当に作成したファイルでも XLS 形式で保存されるので
拡張子を変更し忘れて iPad で開けない事故も減らせそうです。



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